Gazzetta della Liuteria SARA' VIOLINIの創刊です!!!--- 気の向くままに思いついたままに--- 面白可笑しく・・・?!時には真面目にいろいろと紹介して行こうと思います!!!

Giornale(ジョルナーレ)は、新聞のこと。
Gazzetta(ガゼッタ)も新聞のこと。

17世紀のVeneziaでは、1ガゼット(通貨名称)で
新聞"La gazeta dele Novita'"が1部買えたことに由来するとか。
それから噂好き、お喋り、なんていう意味もあります。

ゴシップに近い!!! Gazzetta Della Liuteria SARA' VIOLINI


ここに添付してる写真の原寸大がほしいと希望される方は、
ご連絡下さい!!
因みに、右の写真はミラノのポルタ・ヴェネツィア地区にある
アパルタメントです。
壁面にはアールヌーボーのタイル絵が描かれたもの!!
(426KB : 1536*2048ピクセル)



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Slow Food
24 Febbraio 2004
イタリア北部、ピエモンテ州の小さな町ブラ(BRA)に発祥したスローフード
スローフードと言う言葉が誕生したきっかけは、ローマ・スペイン広場の一画に、
米国系ファーストフードの1号店がオープンしたこと。

「ゆっくりと人間らしく食事を楽しもう!」
熟成された生ハム、パルミッジャーノ・レッジャーノ、バルサミコ、ecc..
ゆっくりと流れる時間の中で、培われ、育てられて来た文化が世界的に注目を
浴びています。
日本では日本酒、焼酎、味噌や醤油等、スローフードを代表する物ですね。


具体的な活動について3つの指針があるようです。
1. 消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。
2. 質のよい素材を提供する小生産者を守る。
3. 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。

Slow Life

「ゆっくりと人間らしく生活を楽しもう!」
スピードを重視(ドッグイヤー)するよりホッとする時間(タートルイヤー)。
くつろげる空間。機能最優先より手間ひまかけたモノ。
優しく居心地の良い雰囲気を、提供出来たら、自分自身が持てたらいいな。

弦楽器演奏・制作・調整・修理にも要素が詰まっていると思う。

私が、師匠ジオ・バッタ・モラッシーから常に耳にタコが出来るほど言われていた
『Per capire il violino bisogna innazi tutto conoscere il legno!』
(ヴァイオリンを理解するためには何よりも先ず、木を理解することが必要だ)

イタリアやヨーロッパでは、弦楽器を量販店で取扱っていないことが多いんです。
その理由は、First FoodとSlow Foodの違いのようなものかな・・・。
制作には制作の、修理には修理の、そして弓には弓の工房が演奏家の要望に
答える伝統が残っている。

楽器・弓の状態もそうだし、専門家が専門家と音色を探し出してる。
みんなプロ意識が強いから、トコトン付合っていましたよ。
でもある意味、日本は合理的で便利なのかな・・・。
デパートでもそうだし、ミラノには『la Rinascente / coin / upim / oviesse..』と言う
デパートがあったけど・・・。
la Rinascenteは観光客でごった返してた記憶しかない・・・。
良い物を探そうと思うと、専門店にみんな行ってたよ。

僕が行っていた専門店は生ハム・鶏・牛・豚・馬肉屋(それぞれあるのも凄いけど)、
魚屋、ワイン屋、パン屋、サンドイッチ屋、コーヒー屋、家具屋、道具屋、服屋・・・。
情報量って、そこにしかないものが沢山あると思う。
弦楽器専門店を一緒にするなって・・・。